たんが出る-3
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★ たんの症状と病気
● しる、つゆ状のたんが出る
無色透明の水のようなたんで、粘っこさがありません。初期のかぜのときに見られます。肺水腫(重い心臓病で起こる)でも見られますが、この場合は泡状を呈しています。
● 粘液性のたんが出る
ねっばこい切れにくいたんです。ぜんそくや急性気管支炎、慢性気管支炎のときに見られます。
● 膿性のたんが出る
どろっとしたたんで、たいてい、黄色、黄白色、黄緑色をしています。気管支拡張症、肺化膿症、空洞のある肺結核、化膿菌感染の著しい急性気管支炎、長く続いた慢性気管支炎、肺に穴の空いたさいの膿胸などでみられます。
● 血のまじったたんが出る
しばしば見られるのは肺結核、肺がん、気管支拡張症、肺化膿症、非定型抗酸菌症、肺吸虫症、肺塞栓などです。ときに見られるのは、肺うっ血、慢性気管支炎などです。
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たんが出る-2
★ たんのあらわれ方と病気
● 急性にあまり多くないたんが出る
この場合は、たいてい付属的なもので、あまり問題になりません。たとえば、かぜや急性気管支炎では、はじめかわいたせきで、そのうちにたんが出るようになって、湿ったせきになりますが、たんがよく切れていればかえって楽になります。
● 慢性に多量のたんが出る
ほとんどは慢性気管支炎です。たんの性状は粘液がかった膿性のものや、さらさらしたたんの場合が多いのですが、時にはほとんど純膿性に近い場合などもあります。たんの量が非常に多いときは、気管支拡張症を考える必要があります。この病気では、濃い膿性のたんがでます。
● 高熱とともに多量のたんが出る
肺化膿症、重症の肺結核が考えられます。灰化膿症の場合はたんは膿性ですが、化膿した部分に腐敗現象が加わると、特有の悪臭を出します。後者で空洞がある場合も肺化膿症に似たたんを出すことがあります。
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たんが出る
たんは生理的にあるもので、気管支の掃除をして、肺を外敵から守る重要な役目をしています。
一日中に出る生理的なたんは、かなりの分量となりますが、たいてい、無意識に飲み込んでいるので気が付きません。病気で出るたんは、でき方にいくつかの種類があり、それによって性状も違います。
器官や気管支が炎症などで刺激されると、線細胞の分泌が亢進して粘液性のねっとりしたたんや、さらさらした液状のたんが多量に出ます。化膿菌による炎症では、細菌と戦うために、血液から白血球がたくさん出てくるので、膿性を帯びます。膿は白血球の集まりです。血液中から赤血球も一緒に出ると、血液の赤い色調がたんに混ざります(血たん)。
肺の病気では、肺の中の病的な過程でできたものが、気管支を通って出てきます。その中には、漿液(粘性物質を含まない分泌液)性の成分(血液中のさらさらした部分)や膿、赤血球、細菌、さらに殺された細菌の残骸や、壊された組織の破片、その溶けたものなど、場合によって内容はいろいろです。内容の違いにより、さまざまの外観を示します。
心臓病などで、肺のうっ血がこうじて肺水腫を起こすと、あわだらけのたんが出て、それにうす赤く血液が混ざります。
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せきが出る-6
★ せきの手当
せきの手当は、もちろんもとの病気を治療することが大切です。しかし、その治療が効果をあらわすまでの間、あるいは診断がハッキリしない時期に、なんとかせきのそのものの苦痛を緩和しようと努力することは必要です。それには薬局で相談のうえ、せき止め薬を使うのも良いでしょう。たんには去たん薬(たんを切れやすくする薬)を加えたものが効果的です。
それとともに、せきを激しくしないように、できるだけ工夫することが大切です。どうしても出てくるせきはしかたありませんが、のどの奥がイライラするからといって、それを取り除くために強いせきをするのは禁物です。のどがイライラしたようなときは、つばを飲み込むようなことをして、なるべくごまかすのが良いのです。そのように心がけることで、同じことでもせきを早くとめてしまうことができます。
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せきが出る-5
★ 慢性のせき−2
● せきが長期間続く
おもな病気は、慢性気管支炎、肺結核、肺がん、肺吸虫症です。慢性気管支炎はすぐには危険のない病気ですが、治療がなかなか困難で、ことに都会の空気汚染のひどい環境では症状も強く、なかにはぜんそくに似た激しいせきと喘鳴(ぜんめいーぜいぜいということ)をあらわすことがあります。肺結核は非常に少なくなりましたが、現在でも、高齢の方で難治の肺結核を持っている人がいます。しかし、中年以上で、いつからともなくせきが始まったときは、むしろ肺がんが問題です。
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