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★ 体温と発熱
人間の体温は、常に一定しています。一定しているといっても、全く同じ温度に固定しているのではなくて、一定の範囲内で上下しているのです。ほとんどの人は朝低く、午後から夕方にかけて少し高くなります。平均すると、低いときの体温が36℃2〜3分、高いときの体温が36℃6〜7分くらい。ですが、平常の体温が低めの人もいれば、高めの人もいます。とくに老人は体温が低い場合が多く、平温が35℃台と云う人もたくさんいます。
体温は、1日の時間的な変動のほかに、運動、食事、飲酒、入浴などによっても、影響を受けます。これらはすべて体温の生理的な動きですからなんら心配はいりません。
発熱は、体温の1日中の変動や生理的な動きの範囲を超えて、体温が高くなった状態を言います。熱が出る病気が多いということは、体温を一定に保つ機能がきわめて繊細で、病気によって非常に影響されやすいことを示しています。
健康な体温は、からだの中で起きている無数の化学反応にとってもっとも好適な温度環境です。発熱の状態では、温度環境が変わることになりますから、あらゆる反応の進行が乱されます。そこで、からだの営みが全体として大きく狂うのです。
熱が出ると、暑いような、寒いような、言いようのないちぐはぐな不快感に襲われるのはそのためです。


